Q 高校1年生の子どもの志望校を決めたい
子どもの高校入試が迫っているのになかなか志望校が決まりません。受験をする本人も集中できてなくて、逆に私の方がイライラしてしまいます。
受験前なので、子どもには明るく平穏に接したいのですけど、親子喧嘩になりそうな雰囲気です。どうしたらいいでしょうか?
A コミュニケーションを積極的に
不安になっている親御さんの心中お察しします。ですが、親がイライラしていたらダメです。家族の中で子どもをリードするのが親の役目、そんな親がイライラしていたらどうでしょう。
家族内でのイライラは、センシティブな年ごろである、中学三年生にはビリビリ伝わってきます。
そこで、「勉強しなさい!」以外にも言葉をかけて積極的にコミュニケーションをおすすめします。
例えば、おやつを用意して、休憩しながら談話するのもいいでしょう。休憩するときは、勉強の話はしないで、最近話題になっているトレンドなど、ゆるい話をするのです。
すると、子どものガードが下がり自然に会話にも花が咲くこと間違いありません。リラックスすることで、子どもが本当に行きたい志望校を選ぶでしょう。
Q 決められないときはどうするべき
A 将来の夢や職業を優先しよう
コミュニケーションを積極的に取っていると、子どもが将来なりたい職業や夢をはなしてくれるでしょう。具体的なイメージがなくても、何をしていると楽しいと思うのか、好きな授業は何か、どんな遊びが好きなのか、楽しいと思う事を聞いて、書き出してみてください。
子どもが好きなものの中には、本人が気付いていないような将来へのヒントが隠されていることがあります。
例えばゲームやスマホ、PCが好き、という場合は「ITエンジニアやプログラマー」に適性があるかもしれません。関連する資格である、ITパスポートを積極的に取り入れている高校を選んでみてもいいでしょう。
ITを専門に取り入れている高校の情報は、あまり保護者には伝わってきませんので、三者面談などを利用して直接先生にチェックしましょう。
A2 進路をどうするのか明確に
将来なりたい職業を中学生が思い描くのは、なかなか難しいでしょう。そこで、高校に進学した後どうするのか、最低限決めておくと良いでしょう。
例えば、子どもが専門的な分野に興味があるなら、大学より専門学校に行くと、将来のなりたいものへの近道となるでしょう。
子どもと一緒にオープンキャンパスに参加するのもおすすめです。子どもが興味のある分野の学校なら、基本的には進学に意欲的になりますし、親としてもどのような学校か知ることができるため安心です。
オープンキャンパスに親子で来る人は意外と多いので、開催している時期を確認し、色々な所に行ってみるといいでしょう。 その時に親の意見をゴリ押ししたらダメです。あくまで、子どもの進路を優先すべきです。
また、ゴリ押しすると、選択する自由を奪ってしまうので、結果的に子どもの将来が良くない方向へ向かうこともあるのです。
A3 学費・費用面で考える
子どもの学費に年間どれくらいかかるのか、親としては心配ですよね。学費には授業料のほか、教科書代、教材費、部活動費、修学旅行の積立ての費用などがあります。
公立高校の授業料は目安ですが月額1万円程度。私立になると、学校によりさまざまです。
志望私立高校のホームページから資料請求をするといいでしょう。